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コラム

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中小企業は何からセキュリティ対策を始めるべきか徹底解説

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中小企業のセキュリティ対策を分かりやすく解説。ランサムウェア攻撃を前提に、限られた体制でも「何から始めるべきか」を整理し、取引先に説明できる現実的な進め方を示します。




なぜ「何から始めるか」が中小企業のセキュリティで重要なのか


多くの中小企業では、ウイルス対策やUTMなど一定の対策は導入済みです。しかし、それらが「何を守るための対策なのか」「どこまで対応できているのか」が整理されていないケースが少なくありません。整理されていない状態では、抜け漏れや過信が生まれやすくなります。対策の有無よりも、現状を把握し説明できないこと自体がリスクになる点を理解することが重要です。


ランサムウェア攻撃は準備不足の順に被害が拡大する


ランサムウェア攻撃は、特定の業界や企業規模を狙うというより、「侵入しやすい企業」から被害が拡大します。準備不足の企業ほど、侵入に気づくのが遅れ、初動対応が後手に回りやすくなります。結果として被害が拡大し、業務停止や説明対応に追われることになります。だからこそ、最初に全体像を整理し、備えを整えることが被害抑止につながります。




最初に整理すべき3つのポイント


セキュリティ対策を始める前に重要なのは、技術的な話に入る前の整理です。特に中小企業では、限られたリソースをどこに使うかが成果を左右します。守る対象、現状の対策、そして自社体制の限界を整理することで、やるべきことと後回しにすべきことが明確になります。この整理が、その後の対策選定や経営層への説明の土台となります。


守るべき情報・業務を明確にする


まず整理すべきは、「何を守る必要があるのか」です。すべてを同じレベルで守ろうとすると、対策は複雑になりがちです。顧客情報、生産管理データ、業務停止が許されないシステムなど、事業に直結する情報や業務を洗い出すことで、対策の優先順位が見えてきます。守る対象を明確にすることが、現実的なセキュリティ対策の第一歩です。


現状のセキュリティ対策を把握する


次に、自社が現在どのような対策を行っているのかを整理します。導入している製品や設定内容、運用状況を把握することで、「できていること」と「見えていないこと」が明確になります。特に、導入したまま確認できていない対策は要注意です。現状を可視化することで、追加すべき対策ではなく、見直すべき運用が浮かび上がります。

自社体制で「できること・できないこと」を切り分ける


情シス1人体制や兼務の場合、すべてを自社で対応するのは現実的ではありません。アラート確認や判断、休日対応など、自社で継続できない業務を無理に抱えると形骸化します。最初から「自社でできる範囲」と「外部に任せるべき範囲」を切り分けることで、無理のない運用設計が可能になります。

 

中小企業が最優先で着手すべきセキュリティ対策


整理ができたら、次は実際の対策です。ここで重要なのは、流行りの対策を追いかけることではなく、被害につながりやすいポイントから着手することです。特にランサムウェア攻撃を意識した場合、入口対策と初動対応の備えは優先度が高く、運用を含めて考える必要があります。


入口対策(ネットワーク・端末)の考え方


多くの攻撃は、ネットワークの入口や端末を起点に侵入します。UTMやEDRなどの導入は有効ですが、重要なのは「導入しているか」ではなく「状態を把握できているか」です。入口で何が起きているかを把握できなければ、侵入に気づけません。入口対策は、監視や確認まで含めて設計することが重要です。


ランサムウェア攻撃を想定した初動対応の備え


ランサムウェア被害では、初動対応の遅れが被害拡大につながります。感染の兆候に気づいたとき、誰が判断し、どこに連絡するのかを決めておくだけでも被害は変わります。完璧な対策を用意するよりも、「異常に気づける」「迷わず動ける」状態を整えることが、現実的な備えになります。

運用まで含めて無理なく続ける仕組み


セキュリティ対策は、一度整えて終わりではありません。日々の確認や判断が伴わなければ意味を持ちません。中小企業では、負担が大きい対策ほど形骸化しやすい傾向があります。導入時点で「継続できるか」を基準に考え、運用負荷を抑えた仕組みを選ぶことが重要です。

 

情シス1人体制でも破綻しない進め方


中小企業では、情シス業務を1人で担うケースも珍しくありません。その中でセキュリティ対応まで完璧にこなすのは現実的ではありません。破綻しないためには、すべてを抱え込まず、見える化と役割分担を意識した進め方が重要になります。


製品を増やすより「見える化」を優先する


新しい製品を導入しても、状況が把握できなければ判断できません。重要なのは、異常や注意点が「分かる状態」になっていることです。見える化ができていれば、必要な対応と不要な対応を切り分けられ、無駄な作業を減らせます。まずは状況を把握できる仕組みを優先することが、負担軽減につながります。


自社対応と外部委託の役割分担


すべてを自社で対応しようとすると、判断や確認が追いつかなくなります。外部の運用支援を活用し、日々の監視や整理を任せることで、自社は判断と意思決定に集中できます。役割を分担することで、少人数体制でもセキュリティ運用を継続しやすくなります。

取引先・経営層に説明できるセキュリティ体制とは


セキュリティ対策は「守る」だけでなく、「説明できる」ことも重要です。取引先からの確認や、経営層への報告において、感覚的な説明では不十分な場面が増えています。整理された体制を持つことで、信頼につながる説明が可能になります。

「対策している」と言える根拠を持つ


「対策しています」という言葉だけでは、相手を納得させることはできません。何を監視し、どのように対応しているのかを説明できることが重要です。根拠を持った説明ができれば、取引先からの評価や経営層の理解も得やすくなります。


継続運用が信頼につながる理由


一時的な対策ではなく、継続して運用されている体制こそが信頼につながります。継続していること自体が、「対策を放置していない」という証明になります。定期的に状況を把握できる仕組みは、説明責任を果たす上でも大きな意味を持ちます。

まとめ|中小企業は段階的にセキュリティを整える


中小企業のセキュリティ対策は、完璧を目指す必要はありません。重要なのは、整理し、優先順位をつけ、段階的に整えていくことです。自社の体制や業務に合った形で進めることで、無理なく継続でき、結果としてリスク低減につながります。早めに着手することが、将来の被害を防ぐ最も確実な方法です。

中小企業向けマネージドセキュリティの活用


限られた体制でセキュリティ運用を続けるには、外部の仕組みを活用することも現実的な選択です。運用を任せることで、自社の負担を抑えつつ、状況を把握しやすくなります。

サービスを詳しく見る

中小企業向けに設計されたNDS MSSは、セキュリティ運用の負担を軽減し、「何から始めるべきか分からない」状態からの整理を支援します。現状を把握し、説明できる体制を整えたい方は、ぜひサービス内容をご確認ください。

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